数年前から、ヨーロッパでは移民受け入れなど難民問題が話題になっています。
ポーランドのお隣ドイツ、フランス、北欧など移民を受け入れるEU諸国は多いですが、ポーランドでは移民受け入れにかなり慎重になっています。ワルシャワではたまに移民受け入れに関するデモなどが行われており、ドイツやフランスなどと比べるとポーランドでは移民はかなり少ないです。
実際、筆者のポーランド人の友人も移民受け入れにはやや消極的でお隣ドイツなどとはかなり正反対なのがよくわかります。
ポーランドは、2004年にEUへ加盟しEU諸国との貿易や投資を行い順調な経済成長を遂げています。中東欧の中で唯一の経済大国となり、今後もポーランド経済は上向きに推移すると予想されています。ポーランドに住んでいてよく実感するのですが、街では道路が整備されていたり、施設が充実したりとポーランド人の友人も数年前に比べるとかなり発展していると言っていました。物価もまだまだ日本に比べると安いですが、昔に比べたら上がっておりワルシャワの家賃はその他の物価の割にかなり高いです。
難民問題に戻りますが、個人的にも非常に興味のあるトピックなのでたまにポーランド人とそれについて話すことがあります。
あくまでも私の友人の意見ですが、やはり移民受け入れに関してはあまり積極的ではなく、それはやはりポーランドはキリスト教の国でありEUの大国の難民問題を目の当たりにすると少し消極的にならざるを得ないのでしょうか。ただ、普通に生活しているとあまりわからないですが、ポーランドにはお隣ウクライナからの労働者がかなりおり、同じスラブ系の言語を話すウクライナ人にとってポーランド語の習得はそこまでハードルが高くありません。しかし、ポーランド語を話していても訛りがあるのでポーランド人の友人はわかるようですが、まだまだポーランド語が苦手な筆者はその違いがわかりません。
ポーランド人の中にはこのウクライナの労働者に対してあまりよく思っていない人もおり、異なる国の人が同じ場所で生活するのはやはり想像する以上い難しいのでしょう。
EUの大国であるドイツやフランスなどが移民問題に揺れる中、EUの新興国であるポーランドやハンガリーなどの今後の動きに注目が集まります。
ライター:Kohei@ポーランド