皆さんは、『日本人』 と聞いてどのようなことを思い浮かべますか?
性格的なことで言うと、「空気を読む」、「他人のことを考える」などが思い浮かぶかもしれません。他人を尊重して理解するのが、日本人の精神であり日本人としての誇りです。
ワーホリでポーランドに来る際、日本人として当たり前のことですがこの ”思いやり” がとても大きな意味を持ちます。ポーランドなど欧米諸国では、基本的に自分から何か発信しないと相手はわかってくれません。もちろん、ポーランドで生きていく上でこの自立心や自主性ははとても大切ですが、日本人の誇りも忘れてはいけません。そんなとき、この ”思いやり” はいろんな場面で役に立ちます。
例えば、友人グループでお喋りをしている時、誰かが体調が悪いせいか、落ち込んでいるからか静かになったとします。明らかに体調がおかしい場合はもちろん誰かが気を留めますが、あまり明らかでない場合や少しだけ様子がおかしい場合など、正直誰も気にしません。
でも、日本人であれば、相手の体調を気遣ったり些細なことでも心配になるかと思います。
相手の立場になってみてください。何か悲しいことや聞いてほしいことがあっても、シャイな性格の人など自分から言うのは何だか気が引けるとうこともあるでしょう。でも、誰かが気づいてくれたら、とても嬉しいと思います。
また、バスなどの公共の場所でも誰か体調が悪そうな人がいたら、席を譲ってあげたり、声をかけてみたりとその些細な優しさに感謝する人はとても多いです。バス停やレストランの待機場所であまりスペースがない場合、誰かが来たら少し横に移動してスペースを分けてあげるなども日本人ならではの「優しさ」だと思います。些細なことだとその場で感謝の気持ちを述べる人は少ないかもしれませんが、きっとその優しさには感謝しています。
外国人に思いやりがないということではなく、日本人の思いやりは本当に素晴らしいとつくづく思います。日本やアジアについてあまり知識がない人でも、日本人の精神、日本文化を知るとその魅力に感動することが多いとたまに聞きます。
思いやりは、性別、人種や国籍、宗教などに関係なく全ての人を笑顔にしてくれる最高のスキルだと思っています。
日本人としての誇り”思いやり” が、ポーランドでも生きる日本で身につけた自慢のスキルです。
ライター:Kohei@ポーランド