おしゃれやアートが先行するイメージのイギリスですが、本当にイギリスを楽しむための穴場要素は長く住んでいないと見えてきません。今回はイギリスワーホリ中に体験してほしい2つのことを紹介します。
Marks&Spencerのライスプディング
イギリス全土に点在するMarks&Spencerというスーパーで販売しているライスプディングは一度は食べる価値アリです。
ライスプディングとはふやかしたお米と脂肪分高めなのにあっさりしたクロテッドクリームをあわせたイギリスでは一般的なデザート。Marks&Spencerで販売されているライスプディングは余計なトッピングがなく、自然なお米の甘さを感じることができます。イギリスのデザートは砂糖が多く使われている物が多いので、この程よい甘さがきっと癖になります。お値段は2個入りで2,3ポンドほどで気軽に買えるのも魅力の一つです。
ライスプディング自体はいろいろな場所で購入できますが、シナモンがトッピングされていたり、砂糖が多く使われていたりと本来の素材の味が楽しめるものが少ないです。個人的におすすめな食べ方がよく冷やすことです。一般的には温めて食べるものですが、温かいライスプディングは日本人の口にあわないことが多いようです。これは温めると甘さが強くなり牛乳粥のようになってしまい、好みが別れるからだと思います。一方、冷やせばしっかり食べた跡のデザートとしてペロッと食べられるほどあっさりしています。百聞は一見にしかず、ぜひ一度食べてみて下さい。
ロンドン初のねこカフェ Lady Dinahs Cat Emporium
日本にはたくさんねこカフェがありますが、動物愛護に厳しい欧州ではねこカフェはあまり見かけません。そんな中、不幸なねこを1匹でも多く救いたいという信念の元、いくつもの厳しい審査をパスしてやっとオープンできたのがLady Dinahs Cat Emporiumです。ここでは現在16匹の元捨て猫達が暮らしています。
Lady Dinahs Cat Emporiumはふしぎの国のアリスをモチーフとした内装になっており、空中に浮かんだ帽子や吊橋などいろいろな角度からかわいいねこたちを眺めることができます。本格的なアフタヌーンティも楽しめ、なおかつ一人でも気軽に入れる雰囲気がとても心地よいです。ねこたちを第一に考え、だっこは禁止されていますがそんな方針がたくさんの猫好きに愛され、いつも予約なしでは門前払いになるほどの人気となっています。
スタッフはフレンドリーでねこたちぞれぞれの特徴をよく把握しています。ねこが喜ぶおもちゃの使い方やなでる箇所などを教えてくれるのではじめての人もしっかり楽しめます。また、お客さんはみんな猫が好きな優しい人たちばかりなのでねこ好き同士が気軽に仲良くなれる場所でもあります。
ライター:サカイアヤ/旅する海外フリーランス@イギリス