数多くあるナチスの強制収容所跡でも特に有名なアウシュヴィッツ強制収容所。世界中から訪問者が訪れます。アウシュヴィッツ強制収容所はオシフィエンチムという辺鄙な町にあり、多くの人は自家用車かレンタカーで来ています。私は路駐しましたがアウシュヴィッツ強制収容所横に有料駐車場があり、そこに車を停めている人もいます。
宿泊施設も付近には多くありますが、値段はどこも高いです。そのため、近郊の町で探してみる事もおすすめです。参考までに同じようなホテルでしたらオシフィエンチムの3/5ほどの値段で宿泊できるプシュチナという町はおすすめです。私はアウシュヴィッツ強制収容所から25キロほど西に離れたこのプシュチナに泊まりました。
アウシュヴィッツ強制収容所が世界中から人が訪れるのと対照的に国内からさえも、あまり人が訪れないプシュチナではありますが、豪華絢爛な内装が見事なプシュチナ城があったりと見所は多いです。観光面でも、こういった無名ながら見所が多い町は、ゆったりとした時間が流れているのでお勧めです。
アウシュヴィッツ強制収容所から2キロほど離れた場所にはビルケナウ強制収容所があります。実は私が訪れた時はアウシュヴィッツ、ビルケナウ共に、ちょうどローマ教皇が訪れる1週間ほど前だったので、建物内には入ることができませんでした。見学は建物外部の一部のみ可能でしたが、入り口では金属探知機含めセキュリティチェックがあり、警備は厳重でした。見学できた場所はかなり限られていたものの、多くの人達が銃殺された死の壁などは鉄格子越しに見ることができました。当時の状況をあの場所で想像した経験は忘れられません。今でも世界中で争いや絶望が絶えませんが、過去にアウシュヴィッツやビルケナウであったような人類が犯した過ちは二度とあってはいけないと思いました。
ライター：白神仁士＠ポーランド（ドイツのワーキングホリデービザで旅行中）
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