ノルウェーでは6月1日を以て夏の始まりとされています。とはいっても気温は上がっても20度に届くか届かないかくらいなので日本でいうと春のような雰囲気ですが、陽は夜の10時になっても沈まないので不思議な感覚です。さすがに慣れてしまいましたが。
さて今回は少し変わったノルウェーのグルメをご紹介します。
よく日本からノルウェーに来た友達に「ノルウェーの名物料理を紹介してほしい」と言われるのですが、正直何を勧めるのか困ります。というのもノルウェーで外食といっても、だいたいがハンバーガーレストランやイタリアンピッツァレストランや寿司レストランなので、ノルウェー名物を紹介するのが非常に困難だからです。なのでノルウェーのご当地グルメを楽しみたいなら、フードマーケットのような催事に行くことをオススメします。
ノルウェーのご当地グルメを食べた記憶を思い起こすと、昨年9月にオスロのフードマーケットでムースバーガーというものを食べたことを思い出しました。ムースは日本語にすると「ヘラジカ」です。つまり鹿肉のハンバーガーということです。
ノルウェー北部ではこのムースが非常に多く生息しておりハンティング好きのノルウェー人の間ではポピュラーは存在です。大型スポーツ店では普通に猟銃などが売られています。この鹿肉は思った以上にクセもなくかなりおいしかったです。残念ながらいつでもこのムースバーガーを食べられるわけではないのですが、オスロでは夏の間、フードマーケットが公共の広場に出ていることが多いので注意深くアンテナを張っていると見つけられるかもしれません。
ライター:にしいたかひろ@ノルウェー(ブログ)