12月はカナダでは25日のクリスマスが一大イベントなので、それに向けてのパーティーやプレゼントの用意などなど、年末ならではの本当に忙しい1ヶ月になりました。
でも、お正月休みでゆっくりして、忙しかっら年末疲れをとるぞ!と思っても、カナダにはお正月がありません!!! 正確には大晦日や、元旦を祝う習慣がないので、日本のそれとは比べ物にならないくらい全くもって平日感たっぷりの年末年始になります。
1月1日がかろうじて祝日としてお休みになりますが、ほぼすべてが2日から通常通り。学校もだいたい3日から始まります。
1日がお休みなので、12月31日にカウントダウンと言ってダウンタウンでは花火が上がったり
パーティーがあったりはしますが、静かなものです。
それほど大きなイベントはありません。
我が家の31日の過ごし方は、3時間の時差がある東海岸、NYのタイムズスクエアで毎年行われる
ものすごい年越しパーティーを生中継で見ます。カナダの年越しがこんなにも地味なのにお隣のアメリカはすごいな、と毎年同じことを思いながらも、豪華なゲストについ見てしまう。
しかしバンクーバー時間の午後9時にはもうNYで年が明けてしまい、まだ年越しまで3時間もあるのに一気に新年ムードに突入します。
日本もその頃にはすっかり年が明けていて、紅白歌合戦の勝敗も何もかも終わっており、「あけましておめでとう」なんて国際電話もかかってくる始末。なんだか時差のせいでいつまでも年が明けない感を毎年感じます。
バンクーバー郊外には、東漸寺というお寺があります。そこでは毎年31日に年越しそばが振舞われ、
除夜の鐘をつくイベントもやっています。日本のお正月気分を味わいたい人は、是非一度行ってみてください。
我が家は子供がいることもあり、毎年夜中の12時前には全員寝てしまい、知らない間に新年を迎えています。お正月を日本で迎えてみたい、というのがここ最近のささやかな願いです。
この記事が配信された頃(日本時間1月1日正午)、バンクーバーは静かに大晦日の夜を迎えています。
ライター:yuki@バンクーバー