デンマークは、物価が高いのと、家庭での食事を楽しむ習慣で、レストランで食事をするというのは、よっぽどのことがない限りなかったと言えるでしょう。ですが、輸入による様々な野菜の流通、休暇による海外での食事の経験、クラウスマイヤーや、レストランNomaなどの受賞により、デンマーク人の食に対する考えも変わってきました。
以前はレストランといえば、フレンチやKROとよばれるデンマークの伝統料理のレストランぐらいしかなかったのですが、今は世界各国様々な種類のレストランや、値段も手軽なものから高級なものまでいろいろなレストランが数多く見られるようになりました。
といっても、気軽に座れるカフェの人気の方が高いのはいうまでもありません。子育て中のママ友同士が集まるのも、カフェが多いですね。昼間はカフェの前にベビーカーが並んでいるのをよく見かけます。それに、デンマークのカフェでは、アルコールも置いてあるので、ちょっと一杯という時も、レストランではなくカフェに入る人が多いです。
さて、日本食レストランはというと、何軒かはありますが、日本食というよりは、カルフォルニアロールなどのモダンな寿司レストランの方が多くを占めています。そして、最近はラーメン人気から、ラーメン屋が随分オープンしているようですが、私はまだいったことがありません。
気軽にと書きましたが、それでも食事をするとなると安くても2000円ほどは軽くかかるので、月に何度も外食を楽しむという人はなかなかいません。まして、ワーホリで節約生活をしている人にはなかなか経済的な余裕がないとレストランでの食事というのはできないかもしれませんが、デンマークの伝統料理を一度はレストランで食べてみるのもいいですね。この時期になると、julefrokostをやっているレストランも多いですから、住んでいらっしゃる街のkroでデンマークのクリスマス料理を味わって見てはいかがでしょう?
ライター:nao@でんまーく