ポーランドの経済はここ最近、かなりの勢いで成長していると前回の記事で紹介しました。
ポーランドには外国人は他のヨーロッパの国と比べて多くありません。しかし、街の中心地や観光地に行けば、たくさんの外国人や観光客を目にします。
観光客ならまだしも、ここポーランドに住んでいる日本人を含む「外国人」は一体どのような仕事をして生活をしているのでしょうか? 今回は、外国人のアルバイト事情についてお話をしていきます。
まず最初に、ポーランドの一人当たりのGDPは約14,331ドル(2014年)でEU28加盟国中8位とかなり経済成長をしています。それに失業率は8.9%となっています。
ポーランドで日本人がよくしているアルバイトは、日本語教師でしょう。ポーランドのワルシャワにはたくさんの「Sushi」レストランがありますが、そのほとんどが日本人の労働者で形成されているというよりは、あくまでもポーランドスタイルのSushiレストランをいう感じがします。したがって、日本人労働者もいるものの、それよりも現地の人が働いているパターンが多い気がします。
ポーランドでは、ワルシャワ大学を始めいくつかの大学での日本語学科がとても有名です。それだけ、ポーランドでは日本語に対する関心度が高く、日本語を勉強している人は多いです。
そのため、カフェや自宅でプライベートスタイルで日本語を教えている日本人も多いです。
ポーランドでは外国人の場合、EU/EEA(アイスランド、ノルウェー、リトアニア)加盟国の国民は、労働許可がなくても働くことができます。
また、ポーランドにはウクライナやロシアからの人がとても多いですが、彼らは6ヶ月〜12ヶ月の間なら労働許可なしで働くことができます。6ヶ月〜12ヶ月間働けるのはこれらの国の他に、ベラルーシ、ジョージア、モルドバがあります。
ウクライナやロシア人労働者が就いている仕事は様々ですが、特に多いのがベビーシッターや家政婦、清掃員などです。ロシア語とポーランド語は、お互いの言語を話していても理解できるほどまでは似ていないですが、それでも彼らにとって同じスラブ系の言語であるポーランド語をマスターするのは、他の国の人よりも有利なはずです。
ポーランドに就業登録しているウクライナ人は、公式な統計で12万人(2009年)もいるようです。特にベビーシッターや清掃員が多いので、女性が多いです。
その他に英語圏の人なら、英語教師をしている人もたまに見かけます。
このように、ポーランドでは外国人自体はまだ少ないですが、ウクライナを中心に外国から働きに来る人がいます。また経済も上向きなので、これからますます外国人がポーランドに来ることが予想されます。
ライター:Kohei@ポーランド