ニュージーランドを訪れると、カフェの多さに驚く人が沢山います。オークランドの中心地には数十メートル間隔でカフェが点在していることもしばしば。なぜこんなにカフェが多いかというと利用客の多さを反映しているのです。
オフィスで働く人や学生など、足早にコーヒーだけを買って行く人、マフィンやスコーンなどのパンや、クッキーなど(こちらではビスケットという場合もあります)を付けて買ってゆく人など様々です。
朝8時のカフェはとても賑わっていて、レジ前にはオーダー待ちのお客さんが並びます。挨拶をしたり、バリスタと会話を楽しんだり、新聞を読んだりと雰囲気を楽しむのもカフェの醍醐味とも言えます。ちなみに筆者は朝にはチャイラテとシナモンロールを食べるのがとても好きで、特に寒い朝にはホッと一息ついてから仕事に行くのが日課でした。ちなみにコーヒーのカフェインが苦手な人はDECAF(デカフェ)というのもあります。これはカフェインが入ってないコーヒーで、睡眠やカフェインの摂取を控えたい人にとってはもってこいのコーヒーです。オーダーする時は、Decaf,please.とオーダーしましょう。
また筆者は以前カフェで働いていたこともあり、朝のカフェはまさに戦場!と行った風にバリスタやスタッフはフルに動いています。バリスタは朝早くからその日のコーヒーの品質に変化を与える気温や湿度を測り、味を調整してその日の味を決めます。その他のスタッフも、スチームミルクを作りながら、サンドウィッチをトーストしたり、オーダーを取ったり、接客しながらも店全体を見たりと大忙しです。その忙しさは11時半くらいまで続き、その売り上げは一日の大体の売り上げを占めるとも言われています。
また、カフェに来るのは大人ばかりではありません。ローカルのお店などでは家族で揃って出勤前や学校前にカフェに来ることもしばしばあります。日本では、小学校に行く前にカフェに寄って行くなんてなかなかありませんよね! 筆者が働いていたローカルのカフェでは、週2、3回くらい警察官のファミリーがきて出勤前のコーヒーを楽しんでいて、子供はシェイクやスムージーを飲んでいました。このように、ニュージーランドでのカフェは人々の生活の一部となっています。
筆者は日本に居る時はカフェには興味がありましたがコーヒーにはそんなに興味はありませんでした。ただ、こちらのこのカフェで一息するのが普通になり、なんとこちらでバリスタとラテアートのライセンスを取得してしまいました! コーヒーが盛んということは、もちろんそのバリスタを育てる学校も沢山あるのです。簡単な講習は1日からでも受けることが出来ます。
いかがでしたか? ニュージーランドに来たらまずは、朝に是非カフェに行ってみてください。人々の活気とコーヒーや焼きたてのスコーンの香りなど一日の始まりがわくわくすること間違い無し! あなたの生活にもカフェが必要になるかもしれません。
ライター:Mii@NZ