「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」のシリーズが撮影されたのは監督であるピーター・ジャクソン監督の出身地であるニュージーランド。
ニュージーランドのあちこちに撮影された現場はありますが、中でも人気が高いのは、オークランドから約180km、車で3時間南下したワイカト地方のマタマタ郊外にあるアレキサンダー牧場で、今も映画の世界がそのまま保存されています。
それでは、そのホビット村への行き方をご紹介します。
まずここに行くにはツアーで行くことになります。(ここのロケ地はプライベートな敷地なのでツアーに参加することが前提となります。)JTBのツアーやINTER CITYのツアーなどがあります。あまり英語が得意でない方は日本語ガイドツアーをおすすめします。また、ツアーなのでバスはホテル前やオークランドのスポットでピックアップしてくれます。
値段は約280ドル程で日本円で、2万5千円程。また、このツアーにはティータイムや昼食が付いていて、所要時間は約8時間程です。
映画の世界がそのままの風景を観ると感動の連続です!!! 建物はもちろんのこと、郵便ポストや農作業の道具、家の細部までが凝っていて、本物のような臨場感を味わうことができます。リンゴや梨の木もありますが、原作にプラムの木とあったため、リンゴや梨の実をもぎ取りプラムの実を付けたそうです。そういった裏話を聞けるのもツアーの良いところですよね。
このホビットツアーに参加される方は是非もう一度映画を観てみてください。どこで撮影されているか、ここがどの場面なのかを把握するだけでも実際に行ってみて感じる喜びが全然違うからです。逆に、映画を全く観たことが無いという方は絶対に観てから行ってみてください。ツアーのガイドも、映画を観た前提で紹介が始まるので、内容を分かっていたほうがよりホビット村の魅力を感じることが出来ます。
最後に、このホビット村が出来たのにはある経緯があります。通常なら、映画作成に使われた土地やセットは著作権などの問題からすぐに撤去されるのですが、このホビット村は撤去される途中に大雨が降り、撤去作業が延期になりました。そんな中、映画は公開。ファンがあれよあれよという間にホビット村に訪れ、その私有地のオーナーがガイドを務めるようになり、本格的にガイド会社を設立したわけなのです。もし、雨で撤去作業が中止にならなかったら、ホビット村はこのような観光名所とならなかったでしょうね。
いかがでしたか?ぜひこの機会にロード・オブ・ザ・リングをもう一度観て、是非ホビット村に訪れてみてくださいね。
ライター:Mii@NZ