今年のフランスの初夏は、とても賑やかです。カンヌ映画祭が終わると、今年は、サッカー「UEFA EURO23」の国際試合がフランスで開催されるからです。
フランスでの開催は3回目で、一番ホスト国を努めているのですが、サッカーの環境が整っているのが選ばれた一番の理由のようです。
開催期間は、2016年6月10日から、7月10日の1ヶ月間。このサッカーの国際試合で優勝すると来年開催されるロシアでのFIFAコンフェデレーションズカップの参加権を得ることが出来ます。
日本の代表チームも参加しますが、今年は参加国が16ヶ国から、24ヶ国に増えました。会場は、北は、サン=ドニ、ランス、パリ、リール、南はリヨン、 サン=テティエンヌ、ボルドー、ニース、マルセイユ、トゥールーズです。 詳細はUEFA EURO23の公式HPからどうぞ。
フランスは野球文化ではなく、サッカー文化なので、サッカーの試合になると国内が熱くなります。大きな街にはプロのサッカーチームが街ごとにあり、普段からサッカーの試合となると声援がものすごいので、住宅団地まで聞こえてくるという感じです。国際試合になると街中が大騒ぎになります。
今回のフランスチームの代表23名が選ばれるまでは、スキャンダルなどもあってゴタゴタしていたのですが、その騒動もあって今まで注目されていなかった新しい選手が選ばれるなど、フレッシュなメンバーでの戦いになります。ホスト国として、負けられない意地もあるようです。
最近のフランスのブームは、どこもかしこもサッカーのフランスの国旗のトリコロールカラーのグッツでお店は賑わっています。そのため、大人から子供まで、販売されているサッカーのTシャツを着て気合充分で、歩いている人もたくさん見かけます。
また、いつもは人がいない近所のグラウンドも国際試合の影響で、急にサッカーをする子供達で大騒ぎになっています。時々、道路にボールが飛び出して、路線バスにぶつかることもあったり、子供達を見ている親もハラハラしていますね。
普段はサッカーに興味のない人までも、試合があると喫茶店等のテレビを見て大勢の人がお店にギュウギュウ詰めで大きな声で応援している所を見るて、一緒に見入ってしまい、いつの間にか自分もサポーターの一員になって夢中になってしまっています。
また、リヨンのような開催地では、参加している選手が普通に街を歩いていたりするので、テレビの選手が目の前にいる!!と驚くこともあります。
今年はフランスで本場のサッカーを観戦してみてはいかがですか?
Miyabi@フランス