ノルウェーの半分の国土は、冬の間太陽不足に悩まされます。一方で夏場は、夜中になっても沈まない太陽…体内時計が狂ってしまいそうになります。
普通に生活していれば太陽から取れるビタミンDが冬場は極端に減ってしまいます。そのため、ノルウェー人はありとあらゆる方法で、ビタミンDを取得しようと頑張ります。
その1
人参を常に持ち歩く。
私が大学生の時、図書館の中で勉強していると、何やら「ボリッ、ボリッ」とかなり大きな音を立てて、誰かが何かを食べていました。そっと、見てみるとありのままの「人参」でした。笑 その子はタッパー一杯に人参を詰めて、わざわざ家から持ってきていました。ちなみに、小さい子供もお菓子代わりに人参を食べたりします。
その2
みんな脱ぐ。
少しでも太陽が出ると、どこからともなく人が集まってきて、みんな服を脱ぎ出します。笑 ビーチも、水もない場所で、ビキニで寝そべっています。
その3
機械で焼く。
日焼けマシーンの利用者数がとても多いです。この機械でどれほどのビタミンDを摂取できるのかわかりませんが、ノルウェー人はこの日焼けマシーンのあるお店に、熱心に通います。お店から出てくるノルウェー人は、「たった今南国から帰ってきました。」とでも言ってきそうな顔で、颯爽と出て来ます。
その4
肝油を飲む。
生活の一部として、青魚の肝油を飲みます。味は、はっきり言ってまずいです。最近は、シトラス風味なども出て、飲みやすくはなっていますが、喉を通る時の感じは言葉では言い表せない不快感です。
その5
ランプで代替。
日の出の代わりになるランプがある。だいたいこの時間に、日の出がいいなぁと思ったら、その時間に合わせてランプを設定します。そうすと、設定された時間に合わせて徐々にランプの光が灯されます。冬場太陽が昇るのは、10時頃なんてもこともあるので、「朝眩しくて目が覚めた」いう人には、とても画期的なアイディアです!
その6
寒さより太陽。
気温よりも太陽が出ているかどうかが重視される。夏場は気温が上がると言っても、水温はかなり冷たかったりしますが、ノルウェー人はそんな事関係ありません。太陽が出ていれば、すぐアイスを片手にTシャツになります。そして、海で泳ぎます。端から見ているこちらが、寒くて風邪をひきそうです…。笑
森永@ノルウェー