私の場合、フランスから日本への帰国等で飛行機を使う場合は、一年以上前から準備が始まります。飛行機の安い切符の値段と自分が行ける時期を確認することから始めます。飛行機が決まってから、スケジュールから、買う物のリストアップまで、長い時間かけて考えます。
数年前まで、日本国内旅行も、ほとんど私はしていなかったので、旅の準備そのものに無知でした。仕事柄、人の国内・海外出張の書類を作る仕事もしていましたが、実際に自分が海外に行くための準備をしなければならなくなり、かなり困りました。パスポートすら数年前まで持っていなかったので、パスポートを取ることから、どうしたらいいのか分からず・・・。当時、一人で、フランスと日本を行き来しなければならない時もあり、最初はかなり緊張しました。
乗り換えの飛行機の時間が迫っているのに、電光掲示板に飛行機のゲートの番号がなかなか表示されず、広い外国の空港内を、慌てて一人でドタバタ走ったり、飛行機に乗る場所に行くための電車が分からなくなったり、事前に準備をしっかりしていても、いろんなハプニングがあります。
夫の手助けがあったためなんとかなりましたが、その時に、海外に行く実践的な経験は大事だと痛感しました。
私の場合、英語は頭にインプットされていても「井の中の蛙、大海を知らず」で、日本の外国人がいる職場でも、実践的な英語をいつも使っていたわけではなかったので、本当に英語を使わなければいけない場所に出てみると、外国の雰囲気に飲まれて、英語を使うのが急に怖くなってしまったり、空港内の英語がよく聞こえない場合は、ものすごい不安にかられたり、実際に海外に出て見て始めて、言葉のアウトプットで鍛えられることが多々ありました。
空港によっては、日本人の職員がいる所もありますが、それは珍しいので、英語は少なくても身につけた方が良いでしよう。私は、フランス語等、今は困っている言語が別にあるのですが、海外を行き来する場合は、英語プラス自分の行く国の言葉は、事前に勉強して行った方が良いと思います。
今では日本と海外の行き来にもあっという間に慣れ、平気です。しかし、もし英語が全く出来なかったら、一人で初めての海外行きの飛行機に乗れたかどうかも分かりません。海外では一人でなんとかしなければいけないこともあるので、「海外の行き来=外国語が出来る」ことが、物怖じしない自分を作ることだと思います。
海外の行き来では、荷物の作り方も、なるべくコンパクトにし、本当に必要な物だけを持ち歩く、何度か経験していくうちに、荷物の断捨離も出来るようになります。私の場合も最初はものすごい量の荷物でしたが、ネットで海外経験の人たちの持ち物のリストを調べたりすることで本当に必要な物が分かるようになりました。これも、日本と海外、他国を何度か行き来して、自分の経験や情報収集で身につけたものです。
海外の行き来は、今は珍しいことではありません。かなりの海外無知から始まった私でも、4年もしないで海外生活に慣れ、海外での人生経験が続いています。
様々な海外経験をし、どんな実力をつけてきたのかが、日本と海外の行き来の中で、人の人生を変えるような気がします。
Miyabi@フランス