20160213-kr韓国では、旧暦での「大晦日と元旦と、その次の日」の3日間が「旧正月(ソルラル)」として連休となり、メインに考えられています。なので、日本のような年末年始の感覚があまり無く1月を過ぎてもクリスマスツリーが飾られていたりします。
今年は、7日~9日の3日間がソルラルに当たるのですが週末とかぶるため、去年くらいから「振り替え休日」
制度ができ10日もお休みです。ただし、全ての休日に振り替え休日制度が適用されるわけではなく、ソルラルやチュソク(旧盆)など、メインの休日のみです。今年は6日の土曜日を入れると、6~10日の5日間の連休となり、お休みの少ない韓国では珍しく「大型連休」でした。

最近では、旧正月でも営業しているお店が増えて、不便さもなくなってきたかと思います。ワーホリや留学などで韓国に来られてる方は、純粋に「楽しい休日」「ヒマな休日」となるかもしれませんが、結婚して韓国で生活している「お嫁さん」達にとっては「仕事するより大変な休日」になる場合が多いです。もちろん、外国人嫁に限らず、韓国人嫁でももちろん大変だと言わています。
では、旧正月の何がそんなに大変なのか。。。?

1.旦那の実家(シデクと呼びます)や親戚周りをしなければならない。(遠方にあるシデクの場合、帰省ラッシュにはまると、普段車で3~4時間の道のりが、12時間とかになったりします☆)
2.自分の家が、「母屋」の場合、自分の家に親戚などが集まるため、食事の準備・後片付けなどをしなければならない。(韓国は、今でこそ少子化ですが、親の親戚が5人兄弟などはざらで、両家の子や孫まで入れると50人くらいが入れ替わり立ち代り母屋に来て、飲み食いして帰る・・・という家もあります。)
3.食事の準備・片付けなどはほとんどしなくてもいい場合でも、「義理の母(シオモニ)」と一緒に居るだけで気を使うので大変しんどい。基本的に「義理の母」の意見は絶対なので、逆らえない。(お腹がいっぱいに もかかわらず「食え!食え!」と猛烈に勧めてきたり、「まだ結婚しないのか?」や「子供はまだか?」などの配慮の全く感じられない直球ストレートな意見など。苦笑)
4.クンジョル(土下座みたいな挨拶)をして、「セベ」という、ありがたーいお言葉をいただき、「セベットン」と呼ばれるお年玉をもらえる大人もいるが(基本は子供がするともらえる)、食事の準備などなどの資金として義理家族にお金をあげないといけない場合もある。(5万円~10万円など、出さないといけない金額が、結構高額になる場合もある。)
5.「ソルラル」自体が、日本のような「楽しいだけの行事」ではなく、目上の者を敬ったり、「先祖供養」など法事を兼ねているので、全体的に厳かな集まりとなる。日本に比べるとそれほど楽しい雰囲気・・・というわけでもない。
(後編に続く)

※写真は、左端が私です。
イロミ@韓国


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