今回はニュージーランドのクリスマス食文化をお伝えしたいと思います。
勿論南半球に位置するニュージーランドですから、アメリカの様な暖かいエッグノッグ(カスタードの様な飲み物)を飲んだり、またはドイツのようにシュトーレン、フランスのの様にフルコース+ブッシュドノエル…なんて事はあまり無いのです 。
暑さもピークに達する時期のクリスマスですから、外でのバーベキューが王道。クリスマスの夜、暖炉を囲んでクリスマスツリー…ではなく、海辺でビール片手に汗水垂らしながら
肉を焼く親父さんに、水着姿でいちゃつくカップルがよく見るニュージーランドのクリスマスの光景。
南半球独特のクリスマスとなってはいますが、イギリスの食文化はしっかり根付いており
フルーツミンス・パイを食する家庭が多いでしょう。
ひき肉やステーキ肉ではなく、ドライフルーツをどっさり詰め込んだ甘いパイなのです。Viand Bakery(80 Lyon St, Kihikihi,Te Awamutu)、テ・アワムツという場所にあり。オークランドから車で2時間半、ハミルトンから車で約1時間の場所にある小さなカフェ。ここにあるフルーツミンス・パイは2011年、2012年のパイ・コンペで優勝を取り続けており、私も一度食べた事がありますが、見た目の可愛さも然ることながら味も最高でした。
日本ではサンタさんやトナカイがのってるショートケーキがメインですが、ニュージーランドではフルーツミンス・パイが代わりに登場するわけですね。
更にもっと有名なのがパブロヴァ。これは隣国のオーストラリアも同様でしょう。今では有名になったパブロヴァ、メレンゲ生地の上にあわ立てた生クリームを大胆に盛り、その上にフレッシュな苺やブルーベリーをのせて出来上がり。夏のクリスマスには欠かせない、クリスマスケーキです。爽やかな酸味が、激甘いメレンゲ生地と相性抜群なのです。
ワーホリで来てて、料理する場所もあんまりなければ、したくもない…そんな方もしっかり楽しめるニュージーランドのクリスマス。スーパーではメレンゲ生地だけが売っているので、ついでにホイップクリームを買って苺をのせれば手作りクリスマスケーキの出来上がり。丁度苺やブルーベリーのピッキングが始まる季節なのでPYO(PICK YOUR OWN)、イチゴ狩りも
楽しめます。
バーベキューが王道ではありますが、コールドミートのハムやターキーも欠かせないマストアイテム。スーパーでは様々な大きさの物が取り揃えてあります。幸いここはニュージーランド、世界有数のワイン大国であり値段も安価なものからそろっているのは嬉しいですね。
是非ニュージーランドのクリスマスを友達と一緒に楽しんでみてくださいね。
Ellie@NZ