いよいよ2013年がスタートしますね!「お正月気分がなかなか抜けなくて…」なんていう声は日本にいた頃にはしばしば聞いたものですが、フランスでは“お正月気分が抜けない”という話はまず聞きません。
フランスではお正月よりクリスマスの方に重きが置かれており、クリスマスには家族で過ごすのが一般的ですが、大晦日はどちらかといえば友人達とワイワイ楽しく過ごすというケースがほとんどです。除夜の鐘を聞きながら厳かに迎える日本のお正月とは正反対です。
年が明けると「Bonne année !(新年おめでとう!)」と言いながらビズ(フランス流の挨拶で頬と頬を寄せ合ってチュッとします)で新年の挨拶をします。
年が明けると1月1日こそ祝日となっていますが2日からはもう仕事始めです。クリスマスツリーやイルミネーションは新年が明けてからもしばらく飾ったままになっていることが多いのでフランスでは「“クリスマス気分”がなかなかが抜けなくて…」という方が正しいかもしれません!クリスマスマーケットも場所によっては1月初旬までオープンしている所もあるほどです。
お琴や三味線によって奏でられる音楽、おせち料理の数々、着物を着た初詣客で賑わう神社…日本にいたときには大してお正月が好きではありませんでしたが今思えばあのゆったりとした雰囲気も良かったなぁと思わずにはいられません。
今のところまだクリスマス気分の抜けない私…。今のうちに忘年会がてら(?!)もう一度クリスマスマーケットの屋台に友人たちと飲みに行って2012年のクリスマスツリーを見納めしておくのも悪くないかな、なんて思っています。
それでは、2013年も皆さんにとって良い年となりますように!
たぬき@フランス