デンマークでは、原油及び電力の価格の上昇が著しいところに、食品の値上げも目立っています。
まずはガソリン。コロナ前は確か1ℓあたり10krを切った値段でしたが、先月は19kr近くまで値上がりしました。ここ最近は少し高騰が収まり、15krから16krといったところでしょうか。このガソリンの値上がりは、コロナが始まると同時に少しずつ値上がってきましたが、ウクライナ侵攻後に、顕著に上昇されたのがわかります。
ロシアから天然ガスの供給が難しくなってきたことを受け、デンマークではロシアに頼らない方法を検討し、太陽光発電や風車を4倍に増やすことを打ち出し、国内での電力需給を目指します。
デンマークには地震がないので原子力発電を設置してはどうかという意見もありますが、これは賛否両論。そう簡単には、goサインが出ることはないでしょう。
身近な食料品の価格上昇も著しいです。以前は有機栽培のものを購入していましたが、もう買えるような状況ではありません。有機栽培でないものでも、毎週ポストに配られるスーパーのチラシと睨めっこです。
ウクライナ進行前は菜種油1ℓが7kr(約130円)ぐらいだったのが、侵攻後は17kr(約315円)、そしてその値上がりはまだ続き、先日は24kr(約440円)と3倍にもなっています。牛乳も40円ぐらいは値あがっています。バターなども約2倍の値段になっていますし、他の食品も10%は値上がりしています。
また、値段が変わらない!と思ってその商品を手に取ると、容量が減っているというのも少なくありません。最悪は、容量が減って、値段が上がっていること。。。
そして今ちょっとだけ話題になっているのが、手作りバター。賞味期限がギリギリで値下がりしている生クリームを買ってきて、ちょっとの塩を入れて5分ふるだけでバターができるというTik Tokからアイデアをもらう人が増えているそうな。。。
節約にもなるし、楽しそうです。節約も楽しみながらなら、苦ではないかも?
ライター:nao@でんまーく