日本では、病気かな?と思った時や、怪我しちゃった!という時には、すぐに内科だったり整形外科等にいき、症状にあった薬をすぐに出してもらったり、処置をしてもらえますが、デンマークではちょっと勝手が違います。

デンマークでは、他の欧米諸国と同じ様に、ホームドクター制度を採用しています。具体的には、デンマークに入国して住民登録をすると同時にイエローカードというわれる、健康カード(健康保険証)を申請する必要があります。その際に、コミューンに登録している家庭医のリストから、自分のホームドクターを選ぶことになるのです。でも心配しないで! もし、ホームドクターと馬が合わない場合は、変更ができますので。。。

そして、具合が悪くなったら、まずはホームドクターに電話をして、診療時間を予約します。ただし、すぐに診てもらえるとは限りません。予約の際に、どの様な症状かを伝えるのですが、緊急性がないと判断されると、3日後に来てください!など、拍子抜けの返事が返ってきます。
たしかに、デンマークでは、風邪如きで医者にはかかりません。診てもらったとしても、薬もなく、コーラをのんで寝ていなさい!ぐらいしか言われない。ですので、私は時々症状を大袈裟に言ってみてもらう時もあります。
ホームドクターの診療時間外は、救急病院へ電話をします。そして、診てもらえる時間を言われるので、その時間に合わせて病院へ行きます。

すぐに診てもらえないなんて!と思うかもしれませんが、医療費は全て無料。出産から亡くなるまで、医療費の心配をしなくていいというのは、安心です。薬代は費用がかかりますが、大きな手術が必要な場合でも、無料なのです。

ところが歯医者に関しては、逆にとても高額で驚きます。
虫歯がなく、口の中をチェックしてもらい、歯垢や歯石をとってもらうだけで、6000円ほどかかります。これで虫歯があったりしたら。。。。ですが、この歯医者をタダにする方法もあるのです。それは、歯科大学生の練習台?になる方法。
私は試したことがないのですが、朝から、歯科大学にはこの練習台になる人たちがたくさん並んでいるそうです。

というわけで、ワーキングホリデーでデンマークに来るのであれば、医療費の心配はいりませんよ。

ライター:nao@でんまーく


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