日本でも良く知られる、ニュージーランドの特産品のマヌカハニー。マヌカはニュージーランド原産の白色の花をつけるワイルドフラワーで、この花から採取されるハチミツがマヌカハニー(マヌカはマオリ語で、英語ではニュージーランド・ティーツリー、和名では「ギョリュウバイ」)。抗菌作用が強く、整腸作用や動脈硬化の予防にも効果があり、普通のハチミツよりも抗菌作用は強いとされています。また、切り傷や火傷の治癒に塗ると治りが早くなります。風邪やインフルエンザにも効果があります。このように様々な殺菌効果を持つマヌカハニーはニュージーランドで奇跡のハチミツと呼ばれています。
マヌカはフトモモ科の植物で、ニュージーランドの原産種です。花は直径1〜2センチメートルくらいの大きさで白や薄いピンクの可愛い花を咲かせます。マヌカの歴史は古く、紀元後700年からニュージーランドに移り住んだ原住民であるマオリ族がマヌカの木を薬として使っていたそうです。ちなみにマオリ族は日本人と同じ祖先を持つと言われています。マヌカとはマオリ語で、復活の木、または癒しの木と言う意味でマヌカの樹液で鼻風邪を治したり、葉を胃や皮膚などの薬として用いられていました。オーストラリアの一部でもマヌカは生息していますが、製品化するのには少なく流通しているマヌカハニーはほぼ100%ニュージーランド産です。マヌカの花は12月前後(ニュージーランドでは夏期)の約4週間しか咲かないため、採取出来る期間が短い非常に貴重なハチミツです。
マヌカハニーを食べる最適なタイミングは食事の一時間前と就寝時の1時間前。また鉄製のスプーンを使うと成分が変化してしまうため、木のスプーンか、プラスチックのスプーンを使うことをおすすめします。筆者は朝にレモンジンジャーティーにマヌカハニーを溶かして飲んでいます。夜はホットミルクにマヌカハニーを入れると良く眠れます。また、マヌカハニー以外にもマヌカハニーとプロポリス配合の、のどのスプレー(Throat sprayスロートスプレー)も喉の調子がおかしいなあと思ったらすぐに使えるのでとても便利です。
マヌカハニーの食べ方ですが、トーストに塗ったり、紅茶やミルクに入れるのが一般的です。筆者は、トーストに少しのバター、ベジマイト(または、マーマイト)、マヌカハニーを塗って食べるのが好きです。クラッカーにもよく合います。普通のハチミツより少しくせがあるので好みが別れると思いますが、抗菌作用などの面を考えると薬として考えて摂取してみてもいいかもしれません。(良薬は口に苦しです。)
いかがでしたか?ニュージーランドの特産の奇跡のハチミツ、マヌカハニー。
日本で買うよりもかなり安く手に入れることができるのでこちらに来た際は、是非試してみてくださいね!
ライター:Mii@NZ