海外生活が人生において重大な転機になる可能性は、大いにあると思います。
私もそれを経験した者のひとりです。
私は学生時代に2度のフランス旅行を経て数年後には語学留学生としてこの地に舞い戻り、後にワーホリメーカーとしてフランスで働く経験をし、その後現地でフランス人と結婚して現在に至っています。
学生時代に旅行でフランスに来た際にこの国の虜になってしまった私。
フランス語がろくに喋れたわけでもないのに何故かこの国は自分に合っていると感じたのです。当時はこの直感が正しかったのかどうかは分かりませんでしたが、当初1年程度のフランス滞在(語学留学)予定が現在もこの地で生活していることを思うとまんざら間違いでもなかったのかなと思っています。
海外生活を実際に実行して、日本にいては出会えなかった様々な国の人達や大きな志を持った日本人の人達と出会い、良い刺激を沢山受けました。
現地で働く経験をし、海外でも自立した生活ができるようになったことは自信にもつながりました。
こんな調子でそこそこ順調なフランス生活を送っていた私にさらにちょっとした転機が訪れました。
以前習い事に関する記事(http://workingholidaynews.com/local-news/3223.html)で昔の趣味であった音楽を再開したことに触れましたが、音楽を通してさらに沢山の人と知り合うことができ、生活の一部に音楽が占める割合が重要なものになってきたのです。
現在では色々な地域の楽団の演奏会に参加したりして、人前で演奏をする機会も増えてきました。
日本に比べると聴衆のリアクションも大きく、聴衆の喜んでいる様子を見るとこちらも嬉しくなります。演奏後に見知らぬ人がわざわざお礼や感想を言いに来てくれることもあり、心温まることが何度もありました。
フランス生活がだんだんと長くなってきて、気付けば仕事ばかりの生活になりがちでしたが、音楽を再開したことを機に私の生活に潤いがもたらされました。
あまりにも長らく音楽を中断していたのでこのような形でまた音楽ができるとは思ってもいませんでしたが、このまま仕事、趣味、家庭と良いバランスを保っていけたらと思っています!
たぬき@フランス