クラクフの旧市街の南端には歴代ポーランド王のヴァヴェル城があります。ほとんどの観光客の目的は内部に立派なベルがあるヴァヴェル大聖堂になりますが、ここには他にもいくつか見どころがあり、各施設ごとに入場料がかかります。
少し場違いな感じもしましたが、なぜかオリエンタルアートを展示してある美術館もありました。また、私の訪れた時はレオナルド・ダ・ヴィンチの特別展などもありました。他にもSandomierska Towerで137段の階段を上った後に眺める城とクラクフ市内は絶景です。
竜の洞窟は、昔ヴィスワ川に住んでいた竜の伝説を元に作られています。出口にある竜の像はときどき火を吹き、周りでは観光客がはしゃぎながら写真を撮っていたりします。

中央ヨーロッパではチェコのカレル大学につぎ古い歴史をもつヤギェウォ大学にはコレギウム・マイウスという15世紀のゴシック建築の建物があります。内部は入場料を支払いツアーのみでしか見学できません。基本はポーランド語ですが、ツアーガイドは英語もできるため、ポーランド語ができない人には英語でかるく説明もしてくれます。
旧市街を出て南に向かうと、かつてはヨーロッパ最大のユダヤ人地区だったカジミエシュ地区があります。元々は1335年にカジミエシュ大王によりクラクフとは別の町として作られたせいもあってか旧市街とは隣同士であるにもかかわらず雰囲気がガラッと変わります。ワルシャワでヴィスワ川対岸にあるプラガ地区もワルシャワとは別の町として作れたせいかカジミエシュにはプラガと似た中心部にはない少し寂れた下町っぽい雰囲気があります。この地区にある民族博物館はなかなか立派でユダヤ人も含め様々な民族の生活様式やアートを学べます。
クラクフには他にもユゼフ・チャプスキ博物館や地下博物館など規模は小規模ながら印象に残る博物館が多くあります。観光客の中にはクラクフをただのアウシュヴィッツへ行くための通過地点と捉えている人達もいますが、ぜひ1日でも滞在してみる事をお勧めします。

ライター:白神仁士@オーストリアドイツのワーキングホリデービザで旅行中)


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