img_20160826_164717ドイツといえばやっぱりビールだよね、というイメージを決して裏切らない、ビール大国、ドイツ。
レストランではミネラルウォーターよりも安い価格が設定されていたり、またスーパーでも安いものは500mlの瓶1本1ユーロ以下で売られているので、ドイツでの生活にはビールは本当に欠かせません。
職場の冷蔵庫には、水でもなく、ジュースでもなく、ビールがびっしり詰まっているということも多くあります。さすがに就業中に飲むのはあんまり良くないみたいですが、仕事終わりにその辺に腰掛けてみんなでビールを飲みながら30分〜1時間ほど軽めにおしゃべりをすることもしばしばで、一日の終わりの何とも幸せな時間です。
ドイツ人はビールを数本飲もうとも顔色ひとつ変えず(さすがです)、本当に水のようにゴクゴク飲むので見ていて気持ちがいいです。
また、秋には日本でもおなじみビールのお祭り、オクトーバーフェストがいたるところで開催されていて、まだ寒くない季節、たくさんの人が外でビールを楽しんでいたり、歌っている賑やかな光景が広がります。

ドイツでは、その街で造られた地ビールがたいていどこの街にもあり、ドイツ内で訪れた街でご当地ビールを楽しむのも一興です。

何故ドイツではこれほどまでにビール醸造が盛んなのでしょう。ドイツ人の友人に質問してみたところ、意外にも、修道院との結びつきが一因のよう。そういえば、バーデン=ヴュルテンベルク州のマウルブロン修道院を訪れた時に、ドイツの多くの修道院でビール醸造の歴史があることを知りました。ワインなら聖書にも出て来るし想像出来るのですが、静粛な雰囲気の修道院のイメージからビールは何となく意外な感じがしたのですが、生水が不衛生だった中世の頃から文字通りの水代わりとして、また辛い断食を乗り越えるための栄養ドリンクとして修道女たちに重宝されていたそう。修道院ビールが市井に出回るやいなや、そのおいしさでビールがたちまち広まったんだとか。
ちなみに、世界最古の修道院ビールとして有名なウェルテンブルク修道院は一度は訪れてみたいと思っている場所です。ドイツ人の友人によると、ドナウ川のほとりに佇む修道院の光景と併せて楽しむ醸造所のビールは素晴らしいのだとか。

最後にもうひとつ。私の周りの友人だけかもしれませんが・・・ドイツでは栓抜きが無い時に(大体ビールを飲みたい時に栓抜きは無い)、ライターを使ってビールの王冠を開けます。手とライターを使ってテコの原理でみんな器用にやっているので、私も何回も挑戦しましたが、一度も成功しませんでした。

以上、ビールにまつわる小話でした。あービールが飲みたくなってきたー!

ライター:ミニマ@ドイツ


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