Photo-1604-2016今日はフランスの不思議な交通ルールについてお話します!
まずは国道や高速道路に設置されているオービス(自動速度取り締まり機)についてです。フランスでは車の走行速度を取り締まるレーダーが設置されている場所にさしかかるとよくご丁寧に(!)レーダーがあることを知らせる看板が立っています。(写真参照)
しかもこのレーダー、カメラが黄色と黒の縞模様で囲まれていて目につきやすいのも特徴です。車を運転していて(後ろからものすごい勢いで走ってくる車がいるなぁ…)と思っても予告の看板と目立つ黄と黒のボーダー模様のおかげで皆レーダの横を通る際には思い切り減速するのでスピード違反を簡単に逃れています!
では、移動オービスの場合はどうでしょうか?移動式なら固定されているオービスのようにはいかないのでは?と思うところでしょう。ところが!これについてもどこで行われるのかテレビのニュース等で予告されるのであらかじめ知ることができてしまうんです! この“ネズミ捕り”の効果に疑問を覚えるのは私だけではないと思います!

次に駐車違反の罰金について。こちらも少々不可解なことが起こることがあります。フランスでは路上の駐車スペースに「PAYANT」(有料)と記されている場合には車を停めてから近くの路上にある機械で駐車チケット(駐車時刻が印字された紙)を購入して車内のダッシュボード等、外から見えやすいところにチケットを置く必要があります。
いつだったかニースで路上駐車をして用事を済ませて車に戻ってくると車のワイパーのところにチラシが挟まっている…と思いきや、よく見ると駐車違反の罰金チケットが…! 駐車チケットを買わずに車を停めている人も多いなか、ちゃんとお金を支払った私が何故?!と納得がいかず、すぐ近くにあった警察署で質問してみることに。事情を説明すると警察官は「あー、そうしたら罰金チケットがきられた時間帯の駐車料金を支払っていたという証拠の駐車チケットを添えて異議を申し立てる旨の文書を作成してそれを郵便書留で送ってください」と言うのです。警察側のミスによって受け取った11ユーロの罰金を取り消しにしてもらうのにいちいち時間をかけて文書を作成して書留料金を負担しなくてはならないなんて、何か変ですよね?

それからフランスでは車を売りたい人が「売ります」の文字と共に車の年式や走行距離といった情報を記載した張り紙を車にして普通に走っているのをよく見かけます。このような中古車の個人売買方法自体日本人の私達からすると不思議なのですが、もっと不思議なのは通常許可を受けることなく公共の場で物品を売りに出すことは原則的に法律で禁止されているのにもかかわらず、この類の張り紙をして罰金を科されたという人をこれまで見たことがないということです!

フランスでは法に触れることが黙認されたり、法に触れないよう逃げ道が暗示されたり…少々不思議な国です!

たぬき@フランス


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