IMG_20160401_165955皆さんはイースターをご存知ですか?イースターとは、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念、記憶する祭典です。復活祭は基本的に春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に祝われるため年によって日付が変わる、移動祝日でもあります。
このイースターの時期になるとスーパーや家庭でよく見る特別なパンが、この「ホットクロスバン(ホットクロスバン)」。このパンをGood Friday(イースターの初めの金曜日)に焼きたてかトーストして食べます。ちなみに、このGood FridayからEaster Saturday、Easter Sunday、Easter Mondayにかけてほとんどの会社が4連休となります。

様々な種類があるホットクロスバンズですが、基本的には中にドライフルーツが入っていてシナモンが効いています。また、そのパンの上には白いクロスが乗っています。スーパーでは、八個入りで約三〜五ドルくらいで売っているので、一から材料を買って作るよりはもう出来上がっているものを買った方が安価かもしれません。他にはチョコ味や、フルーツ無しなどのホットクロスバンもあります。生地はロールパンと食パンを合わせたものに近くふわっとした口当たりです。筆者と一緒に暮らしていたキウイの友達はトーストしたホットクロスバンにバターやジャムを塗って食べていましたが、そのままでもかなりスパイスが効いているので、筆者はそのままトーストして何も付けないで食べるのが好きです。飲み物は、チャイやアッサムなどの紅茶と、とても良く合います。

さて、ここでホットクロスバンズの歴史についてご紹介しましょう。ホットクロスバンズはイギリスで誕生しました。伝統的にはレントと呼ばれる6週間に渡るキリスト教の節制期間に食べるパンだったそうですが、現在ではイースターの時期になるとカフェでは トーストに代わる朝食の定番メニューに。イギリス人にとっては、春の訪れを感じるパンなのだそうです。とはいえ同じキリスト教でも、プロテスタント派が 主流のアメリカではホットクロスバンズを食べる習慣がないのだそうです。

また、イースターと言えば、イースターエッグ。卵のかたちをしたチョコレートのことです。キリストの再生にちなんで「生まれる」という意味を持つ卵と関係付けているみたいです。なぜかウサギの形をしたチョコレートも一緒に売られていますが、これは「イースターエッグハント」という子供が隠されたイースターエッグを探す遊びの最中に飛び出したうさぎを見つけ、ウサギが卵を産んだと大喜びし、そこからイースターうさぎが伝承されるようになったそうです。

いかがでしたか? 今年のイースターはもう終わってしまいましたが、来年(2017年)は4月14日がGood Friday。イースターの季節になると、スーパーに山積みにされるホットクロスバンやイースターエッグ、イースターバニーを食べて、是非復活祭をみんなで祝ってみてくださいね!

Mii@NZ


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