カナダのイメージってどんな感じですか? ほとんどの方が寒い国、だと思っているのではないでしょうか。
しかし、カナダの国土は実に日本の約26倍! カナダ中部や東海岸は極寒ですが、バンクーバーのある西海岸沿いはそうでもありません。

雪も多くなく、夏も暑すぎず。世界で住みやすい国のトップに常にランクインするバンクーバー。留学生やワーホリの多くが住みやすさからバンクーバーを目指します。しかし、実はあまり知られていない特徴があります。

そう、ガイドブックなどにも大々的には載ってませんが、秋から春までの間、1年のうち半分は雨、もしくは曇りでほとんど太陽にお目にかかれません。
特に2016年、2017年にかけての冬は積雪、豪雨がすごく、とても暗い冬でした。冬場なんて夕方4時前にはもう真っ暗です。この3月は、31日間のうち晴れたのがたったの2日。それもチラッと晴れるくらいで翌日からまた豪雨です。

この雨と曇りばかりの気候は、私のように住んでもう20年近くになると慣れてしまっているのですが、きたばかりの留学生やワーホリ、観光客には大きな打撃を与えます。

太陽にあたれない、ということがこんなにも肉体的、精神的に影響するとは、ここに来るまで知りませんでした。
まず、太陽にあたれないと、なかなか時差ぼけが治りません。日本から家族が冬場に遊びに来ると、延々と曇っているので太陽にあたれず、時差ぼけが一向に治らず本当に困ります。
また、留学生やワーホリでこの天候に慣れていない人が、ホームシックも重なり、鬱っぽくなったりします。
もちろん現地に住む人にも冬場は鬱が大流行し、太陽光線と同じ効果があるという電球まで売りに出されます。

天気の悪い冬の半年間、なんとなくスッキリとはしませんが、だからこそ心の底から楽しめる太陽!
そして短いけれど日本のようにジメジメせず、カラッとしていて本当に美しいバンクーバーの夏!
この短い夏を楽しむために、冬の間耐えしのぶ、といった感じです。

バンクーバーに限らず、ヨーロッパでの冬場暗いところが多いイメージありますが、やはり北米西海岸にはかなわないと思います。
バンクーバーから少し南へ下がったアメリカのシアトルもバンクーバーと同じような天気で、アメリカ国内の中で天気の悪い都市上位です。そしてバンクーバーから北へ飛行機で2時間ほど上がった海岸線、アラスカのちょっと下にあるプリンスルパートという町は、世界で一番日照時間が少ないということで、太陽光線に当たれない病気の人が移住してくると聞きました。
こういう気候が役に立つこともあるんですね。

ライター:yuki@バンクーバー


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